工務店が自社独自のオリジナルキッチンをつくるセミナーのため札幌に前乗り
今シーズン初めての北の大地、札幌へ。
目的は、明日開催するセミナーに向けての前乗りです。
写真は到着したばかりの札幌駅前の夜景。
小雪がちらついてはいますが、積雪は無し。
普通の革靴で来ているので、雪がなければ滑って転ぶ心配がないので安心です(^^)
一部、生け垣には雪が積もっていますが。。。
ど定番ですがとりあえず行っておきました(笑)
さて明日のセミナーは、ここ最近ヒートアップしてきたリノベーションの受注アップのため、
工務店が自社独自のオリジナルキッチンをどうやって企画・開発するか、
どうやって造るかのノウハウを伝授するものです。
ところで最近の市場の傾向として、
家造りの入り口が変わってきたことに工務店経営者の皆さんは気づかれていますか?
これまでは断熱がどうとか、自然素材がどうとか、
ウチの造る家はZEH対応ですとか、長期優良住宅ですとか、
こういったことを各社謳い文句にされていたわけですが、
今の時代、これらの要素はどこの工務店さんでも取り組んでいて、
当たり前というか、明確な差別化にはなりにくくなってきていますね。
まあ、「暑い寒い」よりは「暖かい涼しい」方がいいですし、
光熱費が高いよりは安いほうがいいので、必要な要素だとは思いますが、
ユーザー目線でいうともう何が違うのかよくわからん!というのが本音ではないでしょうか。
そこで断熱自慢、省エネ自慢の工務店さんは、
外皮計算がどうとか、C値が0.3を切りましたなどと一生懸命アピールするわけですが、
ユーザーにとってはもっとわからない、
まるで外国語を聞いているような気持ちになっているのではないかと思います。
では今の時代どんなことが差別化になっているのかと住宅業界の雑誌を見てみると、
最近は「◯◯県で家を建てる」系の一般の方が手にする住宅雑誌でも、
オーダーキッチンや輸入キッチンの特集が年に何回も組まれるようになってきました。
なんと言っても見ていて楽しいし、ワクワクしますねものね。
以前はオーダーキッチンや輸入キッチンの特集といえば、
富裕層を対象とした雑誌、例えばモダンリビングや&homeでしか見ることができませんでしたから、
隔世の感がありますね。
それだけユーザーがインテリアやデザインに自分達らしさや個性を求めるようになってきているのでしょう。
ネットのキュレーションサイトであるHOUZZやピンタレストなども
オーダーキッチンや輸入キッチン、洒落た家具をユーザーの身近な存在にすることに一役買っていますね。
この辺りを工務店経営者の方には、市場が変わってきているのだと敏感に感じていただければいいのですが。
何が言いたいかと言うと、ユーザーが契約する住宅会社を選ぶ際に、
大手設備メーカーさんの既成品を並べて置いて、「はい、できました!」ではなく、
どんなライフスタイルに憧れているか、
それを実現するためにはオーダーキッチンやインテリアまで提案できなくてはいけなくなってきたということ。
そしてオーダーキッチンやデザインを外注するとそれだけコストアップになるので、
これらのことも自社でできるようにならなければいけないということです。
ということで、明日のセミナー、頑張ってお伝えします!
北海道に一社でも多く、オーダーキッチンやオーダーのインテリアなど、
個性的な家が造れる工務店さんを増やし、ユーザーの皆様により良い住環境を提供できるように!
ではでは、また\(^o^)/