努力は報われる? ちょっとしたことでブレークしたお話し
皆さん、Ichiros Malt(イチローズモルト)というウイスキーをご存知ですか?
イチローというと野球のイチロー選手を思い浮かべがちですが、
残念ながら全く関係ありません。
こちらのイチローは、埼玉県秩父市にある株式会社ベンチャーウイスキーという会社がつくっているウイスキーのことで、
この会社の創業者が肥土伊知郎(あくといちろう)さんという方なので、創業者の名前を取ってイチローズモルトと名付けられたそうです。
このウイスキー、マニアの間ではとにかく評価が高く、ず~っと在庫切れが続き、
今やプレミアムがついてかなりの高値で売買されるまでになったウイスキーなのです。
私も以前から名前を聞いてはいましたが、実際に口にしたことはなく、
たまたま秩父のゴルフ場に行ったときに、
食事をご一緒した方が一杯ご馳走してくださいました。
私も酒好きなので(笑)多少味はわかりますが、
鼻先までグラスを持って行ったときの芳醇な香り、
口に含んだ瞬間に広がる濃厚な味。
まぁ、噂通りとても美味しかったです。
で、このイチローズモルトがこれほどまでになった経緯が気になり、調べてみました。
詳しくはこちらの記事をお読みいただければと思いますが、
結構ひどい扱いと紆余曲折を経てこのウイスキーは造られたそうです。
そしてどんなに良いもができたとしても、今の世の中、黙っていて勝手に売れるようにはならないということです。
そこで上のリンクの記事にもある通り、創業者の肥土氏は日本中のBARを訪ね、地道な営業を続けたそうです。
その甲斐あって徐々に評価されるようになり、
ついにはウイスキー専門誌『ウイスキーマガジン』のジャパニーズモルト特集で最高の「ゴールドアワード」に選ばれ、
さらに、世界最高のウイスキーを決めるWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)では、
2007年以降5年連続でカテゴリー別日本一という栄冠に輝いてブレイクを果たしたそうです。
こういうお話に触れるにつれ、結局仕事や事業は己をどれだけ信じて歩み続けられるかという岩をも貫く信念と、
それを多くの人に知ってもらうという行動力が新境地を開くのだなと言うことです。
もしどちらか一方でも欠けていたとしたら、イチローズモルトは今のような日の目をみることは無かったでしょう。
もし今、ご自分の信じる事業が今一うまくいっていない方が読者の中にいらしたら、
自分は両輪そろっているだろうかと自問してみてください。
そうすればきっと道は開けるのではないかと思います。
昨年末に終了した大河ドラマ 西郷どんではありませんが、
「チェストー!」!(^^)!