インバウンドなのか、それとも日本在住外国人なのか
先日の台風15号の被害が徐々に明らかになってきましたね。
しかし不思議なのが、被害の実態がわかるまでこれほど時間がかかるものなのでしょうか?
被災した方々やご当地の自治体は停電や断水で連絡すらできない状況は痛いほどわかるのですが、
正直、政府や県に調査、救済の意識が乏しいのではないかと勘繰りたくなりますね。
とにかく一日も早い復旧を祈るばかりです。
インバウンドなのか、それとも日本在住外国人なのか
ところで、先日御殿場にあるアウトレットに行ってきました。
というのも家族からタマの休みなんだからどこかに連れていけと言われまして、
温泉は高いし、急には予約が取れないし、どこかないかなぁと家族会議をしていたら、
妻から御殿場のアウトレットは行ったことがないから行こうよと提案されたからです。
ただ、アウトレットとは言え買い物をすればそれなりに支出を伴いますから、
「買い物はいくらまでと上限決めて行くならいいよ」
と釘をさしてから出かけることにしました。
さて、御殿場プレミアムアウトレットは関東に数ある中でも一番の品ぞろえで集客も恐らくトップだと思います。
その評判通り、相当な賑わいでした。
驚いたのは、外国人客の多さ!と思ったら店員さんも外国人が多かった
この写真のとおり、相当な賑わい。
そしてなによりも驚いたのが、外国人客の多さです。
そして、大きな買い物袋を持っているのはその外国人客ばかり!
まさにこれがインバウンドなんでしょうね。
もちろん日本人の買い物客もいるにはいるのですが、
外国人ほど買い物をしているようには見えませんでした。
さらに驚いたのは、アウトレットの店員さんにも外国人が多いことです。
いやはや、日本人はどこに行ったの?っという感じですね。
結局はこのようにインバウンドの外国人客をターゲットにしないと、
アウトレットの採算が取れないのではないかと思いました。
外国人を蔑視するわけではありませんが・・・
私達のいる住宅業界は、新築はもちろん、リフォームにしても金額がそこそこ行くので、
ほとんどがローンでの購買です。
新築の場合は35年もの長期にわたっての返済になりますから、
金融機関の与信判断も慎重にならざるを得ませんね。
その中で、入国して数年の外国人にこの長期の与信をつけるのは相当難しいと思います。
けれども、他業種でも当たり前のようにインバウンドをターゲットにしていることを考えれば、
住宅業界、というよりも金融業界かもしれませんが、
外国人に対してどう対応するのかを本気で考えなくてはならない時代になったのではないでしょうか。
もとより日本の金融システムではリコースローンを基本としています。
ところが海外ではノンリコースローンが当たり前。
こればかりは建築業者が四の五の言ってもどうにもなりません。
かと言って今の金融システムのままでは外国人に対する住宅ローンをつけることは至難の業です。
若者世代の人口が目に見えて減っていく中、住宅や車など、日本の基幹産業の浮沈は、国の浮沈を左右します。
だからこそ、一刻も早く金融史システムの刷新がされることを望みますね。
ではまた。