皆様、こんにちは。
先日、いつも弊社のセミナーにご参加していただく工務店の社長と話していてこんなことを言われました。
実際にあった話
「萩原さん、すごく嬉しいことが起きてます!今商談しているお客様からたて続けに、おたくにお願いしたいから他社を全部断って来ましたと言われたんです」と。
一体なにが起きたかと言うと、この工務店さんは江戸時代創業の工務店さんです。
西暦だと1820年前後。1825年には江戸幕府が「異国船打ち払い令」を出しています(笑)。
すごい歴史のある会社ですよね。
だからというわけではありませんが、つくる住宅の性能にはかなりこだわられています。
断熱、素材はもちろんのこと、間取りや外観デザインなどの設計力も相当なもので、
過去には県の都市計画部公共建築住宅課 「優良施工者」賞も受賞されいます。
そんな工務店さんですが、近年は競合を連れてくるお客様も多くなり、
訪れてくれるお客様の背後には大手ハウスメーカーや地元有力ビルダーが必ずいるそうです。
まぁ今どきですから別に珍しいことではありません。
ですから少しでも差別化しようとして様々な研修にも参加され、
訪れるお客様には研修で教わったセオリー通り資金計画からライフプランをお勧めしようとされるのですが、
必ずお客様に「またですかぁ」と嫌な顔をされるとのこと。
お客様は多くのメーカーやビルダーを回り、必ず年収から資金計画を立てさせられたそうです。
なのでもう既に、いくら借りられてどれくらいの家を建てられるかを十分理解しているから「またですかぁ」となるのですね。
工務店さんが立てた対策
ところがこの工務店さん、昨年新しいモデルハウスを建てられ、その目玉にオーダーキッチンを設置されたのです。
そのモデルハウスでイベントをされたのですが、来場して頂いたお客様から口々に
「こんなキッチン、見たことなーい」
「これなら家事も料理も楽しくなりそう!家族とも仲良く暮らせそうです」
「これ、すごく素敵ですけどどこのメーカーのキッチンですか?」
と言われたそうです。
もちろんこの工務店さん設計・製作のオリジナルですから、どこのメーカーのキッチンでもありません。
一方、「お高いんでしょう?」とも。
ちなみに今回のキッチンは本体(カウンター含む)+背面収納+機器類(輸入食洗機、オーブン、IH、レンジフード等)で260万円(税別)くらいです。
メーカーキッチンの上位機種程度の価格で、決してめちゃくちゃ高いわけではありませんね。
更に、
「今回のはほんの一例です。オーダーですからお客様のご予算に合わせてご提案します。
オーダーだからといって常に500万も600万もするわけではありませんからご安心ください。」
そうお話すると、次回打ち合わせのアポイントも簡単に取れるし、次回来られた際には冒頭で書いたように
「おたくにお願いしたいから他社を全部断って来ました」
となったわけです。
そのキッチンが下の写真です。

オーダーキッチンの弊害?
でもお読みいただいている工務店経営者の方で過去にオーダーキッチン屋さんに外注して予想以上にキッチンに予算が取られ、
本来得られるべき自社の売上や利益を削らざるを得なくなった苦い経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
だからオーダーキッチンなんて二度とやるものか!というお気持ちもよくわかります。
でもこの工務店さんのように、お客様自身で競合を断ってくれて、自社に特命で来てくれるのであればどうでしょうか?
悩ましいですね。
解決策
そこで、その解決方法ですが、外注するから主導権が外注先のオーダーキッチン屋さんに行ってしまうのです。
であれば、この工務店さんのように自社でオーダーキッチンをデザイン・設計・製作できるよう内製化してしまえばいいのです。
工務店の経営者様は建築の世界で長年揉まれてこられ、
「キッチンはメーカーで買ってくるもの」「お客様がメーカーで決めてくるもの」と思われている方も多いと思います。
でも、お客様にとっては「たかがキッチン、されどキッチン」なのです。
その証拠が、リフォームのアンケートで何十年も一位を独走するのがキッチンなのです。
つまり既存のキッチンに満足していない。リフォームをするならまずはキッチンになるわけです。
であれば、最初からお客様が満足するキッチンを提供しておけばいいということになりますね。
それくらいキッチンには可能性があるのです!
でも「今更キッチンなんてどうやって作ればいいかわからない」のであれば今回のオンライン講座に是非ご参加してみてください。
キッチンを設計する時の考え方、
部材やパーツの選び方や仕入れ方、
多くのパターンの事例、
などなどをギュッと凝縮してお伝えします。
あなたもキッチンマイスターになって、この工務店さんのように集客や受注活動を優位に進められるようなってください。
少子化、物価高騰や金利上昇による将来不安による買い控えなどで縮小するマーケットを突破する鍵になると思いますよ。
皆様のご参加、心よりお待ちしています。